第22回朗読劇「この子たちを忘れない2021-1945ヒロシマ・ナガサキ 原爆の記憶―」

 8月14日、柏市民文化会館小ホールで公演を行いました。コロナ禍での今年の公演は、客席も半分に制限され、感染対策など考えなければならない事が多くありましたが、満席でお客様をお迎えできました。

 

第1部「夏服の少女たち」は76年前の13歳の少女たちの日記です。防空壕の中で少女たちは将来を語り合いますが・・・。今回は田中小学校校長の吉田德子先生のご協力を得て、6年生5名と先生が朗読しました。子どもたちは原爆について調べ、思いが深まり、私たちとの5回の練習を経て、本番では自信を持って朗読できました。ただマスクで表情が見えないのが残念でした。

 第2部「この子たちを忘れない2021」は被爆された方々の思い、葛藤、願いが綴られた手記を、7名の会員と吉田校長先生が朗読しました。高校生がアンケートに「被爆された方々がどのように生きて、どのような思いを持っていたのかについて考えることができ、すごく勉強になった」と書いてくれました。

第3部「平和の願いを歌に」は我孫子の高校生の棚木愛さんが、自身の広島での経験とフィリピンの母を持つ経歴を話しながら、自作の歌を4曲ギターで弾き語りしました。

 

 コロナ禍での不安もありましたが、「平和への思いを若い世代につなげていきたい」という私たちの願いが実現できたかな、と思える今年の公演でした。  柏・麦わらぼうしの会 (児玉典子)